当院では、以下の検査を行っています。

耳鼻咽喉科・小児耳鼻科・内科共通

超音波検査

超音波検査装置画像

人の耳では聞くことができない高い周波数の音(超音波)を調べたい部位に当て、返ってきた反射波(エコー)をキャッチし、同検査装置でコンピュータ解析されることで調べたい部位が画像化されます。レントゲンと違い被ばくすることはないので、妊婦さんでも検査可能です。

自動血球計数

血液中に含まれるとされる、赤血球数、白血球数、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリットなどを測定します。これによって、細菌やウイルス感染の有無、貧血の程度などが判定できるようになります。

臨床化学分析

臨床化学分析装置画像

当院で用いる臨床化学分析装置とは、血液などの成分を検体として、様々な項目を検査できます。肝機能、腎機能、糖質、コレステロール、尿酸などのほか、電解質、ミネラル、感染症関連や炎症項目についても確認していきます。

耳鼻咽喉科・小児耳鼻科、内科いずれの診療科においても、必要に応じて、必要な項目について実施します。

グリコヘモグロビン分析

糖尿病の検査項目のひとつであるHbA1cの数値を調べる検査装置です。血糖値も併せて測定できます。そのため迅速な糖尿病の診断結果が可能で、治療方針も立てやすいです。内科での活用はもちろんですが、耳鼻咽喉科においても、耳鼻科疾患の治療方針決定に、この結果が必要となることがあるため、耳鼻咽喉科でも活用します。

各種迅速検査

COVID-19抗原検査、インフルエンザ抗原検査、マイコプラズマ抗原検査、溶連菌抗原検査など、院内で、10分~15分程度の時間にて検査可能であるため、治療方針の即時決定が可能です。

耳鼻咽喉科・小児耳鼻科

コーンビームCT

コーンビームCT画像

CTのひとつで、副鼻腔や中耳、内耳などの病変を調べるのに適しています。0.05mmでの断層撮影が可能で、撮影時は回転しながらX線を照射していきます。一回転のみで調べたい部位の3D立体画像を生成していくので、照射時間も短時間です。したがってX線を被ばくするにしてもごくわずかです。

ファイバースコープ

ファイバースコープ画像

光ファイバーを束ねた内視鏡になります。同スコープ先端の接眼レンズを通して、鼻・のどの奥を観察していきます。

赤外線フレンツェル

赤外線フレンツェル画像

めまいの症状を訴える方に用います。検査時は、患者さんが眼鏡をかける形で装用します。赤外線CCDカメラで眼球の動き(眼振)を確認していきます。

オージオメーター

オージオメーター画像

聴力計のことで、健康診断でよく用いられます。この場合、検査時はヘッドホンを着け、音が聴こえている間はボタンを押し続けるという純音聴力検査(難聴の程度などを調べる)になります。

平衡機能計

平衡機能計画像

三半規管などの異常の有無を調べる平衡機能検査のひとつです。平衡機能計(重心動揺計)の上に患者さんが立ち、目を空けている時と目を閉じている時の体の揺れ具合などを調べます。平衡機能障害の診断などで用います。

アプノモニター

睡眠時無呼吸症候群の診断に活用されます。睡眠中における鼻での呼気、口の呼吸(吸気)の流れ、いびきや気道を通る空気の音、酸素濃度を記録し、データを解析することによって、睡眠中に無呼吸や低酸素が起きているかどうかがわかります。

ドロップスクリーン

ドロップスクリーン画像

指先から少量の血液(20μL)で、41種類の花粉・食物・動物アレルギーのスクリーニング(アレルギーの可能性についての確認)ができます。

少量の血液で十分なため小さな子どもから検査可能で、30分~1時間程度で検査結果が出ます。

内科

レントゲン

レントゲン画像

放射線の一種であるX線を身体(調べたい部位)に向けて照射し、デジタル処理された画像を確認することで、病変の有無などが調べられます。被ばく量については、ごくわずかとされているので、身体への影響は少ないとしています。
当院では、胸部レントゲン検査、腹部レントゲン検査を実施しています。

心電図検査

心電図検査画像

手首や足首、胸に電極をつけて、心臓から発せられるわずかな電流(電気信号)を記録していきます(12誘導心電図)。不整脈や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心筋症などの心臓疾患の病気を調べる目的で行います。

ホルター心電図

小型の心電図を24時間身につけて、日常生活中の長時間の心電図を記録し解析する検査です。長時間心電図を記録することにより、短時間の不整脈や、日常生活で行う動作中に起きる心拍の異常を検出することができます。

自動尿分析

尿の中に含まれるとされる、糖、タンパク質、白血球、潜血(出血)、ビリルビンなどを自動尿分析装置によって検査していきます。同検査で、糖尿病や腎臓障害、尿路結石、膀胱炎などの発症の有無が調べられます。

一酸化炭素ガス分析装置

一酸化炭素ガス分析装置画像

体内に含まれているとされる一酸化炭素の濃度を測定していく装置になります。主に禁煙治療の際に用いられます。